のぞみプランニングレポート

Nozomiplanning レポート・平成30年7月号

撮影地

広島県廿日市市宮島町

撮影者

遠藤 幸子

撮影者コメント

満潮時と干潮時で違った姿を見せてくれる日本最大の木造鳥居である厳島神社大鳥居。
実は、鳥居自体の重さで立っているだけで、満潮の時や波が荒い時には浮くこともあるということです。掘立式にせず敢えて浮かす理由は、海底の地面に柱を埋め込んでしまうと
海風や高波があった際に圧力を逃がす事なく鳥居全体で受けてしまうことになり倒壊する可能性が高まるからとか。つまり、鳥居の最上部である「笠木(島木)」部分に重石(約7t)を入れて押さえつけていることです。
他にも木材の種類や建築様式等、先人の「知恵」と「技」が詰まった建築物なのです。   

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